★本ブログについて
●本ブログでは主に薬歴の書き方について紹介します。
基本的な記載方法に加えて薬歴間のつながり、フォローを重視する
「継続的な薬学的管理」を実践できる記載方法を紹介します。
正しい薬歴の書き方は服薬指導の質を上げる
体系的な考えを身につけることで実際の服薬指導の質も向上させることが出来ます。
なぜなら薬歴≒服薬指導、薬歴は服薬指導の記録だからです。
良い薬歴の書き方を知ると言うことは良い指導の仕方を学ぶと言うことです。
指導を終えた段階で薬歴は既に出来上がっていると考えることも出来ます。
指導が終わった後は行った内容をどのように記載するかだけです。
しかしいくら良い指導を行っていても正しい記載方法がわからなければ
次回につながらず実施している意味が半減してしまいます。
適切に記載していなければ実施していないものと同じ扱いとなってしまいます。
薬歴の書き方がわかれば服薬指導にもつながりますが良い服薬指導が
イコールで良い薬歴につながるとは限りません。
本ブログでは体系的な記載方法を学ぶことで
「薬歴」「服薬指導」ともに質を向上させることが出来ます。
★「継続的な薬学管理」とは…
「継続的な薬学管理」とは単回短期ではなく長期的な期間で患者の薬学的管理を実践する方法です。長期的な薬学管理を行うことで様々な要素を総合的に評価することが可能になります。その最終目的は薬物治療のアウトカムを最大限にすることです。
文字通り単回その時に受け取った処方箋通りに薬剤を交付するだけでなく.「過去の指導内容を踏まえた管理指導を行い更に次回の指導計画を立てフォローチェックを行う」この一連の流れを継続的に間断なくフォローチェックを行うことで薬物治療の効果を最大限に発揮できる患者管理を行うことが出来ます。
本ブログでは継続的に薬学管理を実践するための薬歴の記載方法から
服薬指導時のチェックポイント(評価/確認事項など)を解説します。
★薬歴について
薬歴は患者情報の記録を集約し適切な服薬指導を実施するための道具です。
また薬剤師間/薬局内で情報を共有し薬局としての対応を統一するためのものです。
ただ記録しておくだけなく、活用することに記録をつける意味があります。
「かかりつけ薬局」としての機能を果たすには患者の病気や薬物治療、日常生活上の嗜好 までの情報、いわゆる患者の生活像を把握し、薬物治療の安全を図るために必要な情報を管理していることが重要となります。その集約した情報をもとに指導を行うことにより個々の患者にあった適切な服薬指導がはじめて可能となります。
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